ヘタレの生息日記。

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画「時をかける少女」を見てきました。

<<   作成日時 : 2006/08/05 00:43   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 0

先週の話ですが(苦笑)。
上映館が少ないのがネックのこの映画、ちょいと遠出して見てきました。

まずは全体の感想から。
すっごく良かった! 久々に見た後に溜息が出ました。
いや、悪い意味ではなくて。満足〜、みたいな。
少なくとも私の好みには大変あっていたようです。
以下、本気でネタバレ(ラストまで)してるので注意。


原作付きアニメ映画なんですが、原作そのままではなくて、えーと、なんと言ったらいいのか。
んー、進化? 違うか。
成長? ともちょっと違う気が。
リニューアルでもない、なんだろう、上手く言葉が出てこないんですけども。
原作の小説という土台があって、そこの上にさらに新しく、アニメ映画の塔が建ってるような感じ。
(余計に分かりにくいよ(笑))

大まかなあらすじは原作とほぼ一緒なんですよね。
ヒロインと男の子2人の3人組。
男の子のうち1人はある目的があって未来から来た。
ヒロインがタイムリープの能力を身につけるのは理科準備室。
結局未来から来た男の子は未来へ帰ってしまう。
……と、ホントに大雑把にあらすじ書くとそっくりなんですが。
でもキャラの性格やらなんやらが全く違うので、古くさい感じはないし、むしろ新鮮味があって良い。

アニメ映画のヒロイン・真琴は原作小説の主人公・和子の姪、という設定も面白いですよね。
和子は真琴の相談役になってるんですが、その時少しだけ過去の話が出たり、写真がアップになったり、原作知ってると「ああ」と思うところもちらほら。
和子は30代後半、独身。
未来から来た男の子が「いつかまた会いに来る」と未来に帰る時に言うんですけど、それを今でも待ってるらしいところが、なんだかちょっと切ない感じ。
だって、原作のあの話って確か高校生の頃の話でしょ?
ということは十数年待ってるってコトで……。しかもまだ逢えてないようですし。
この映画の中でも彼らの再会は描かれませんでした。
まぁ、主人公じゃないんだし、無理な話かも。
つか、描かない方が良いのかもしれませんが(苦笑)。

真琴は、和子と違って活発+ちょい頭悪い(笑)今風の女の子でした。
(和子は優等生+ちょいお姉さんタイプでしたね)
この真琴がとにかく元気で、よく走る。
いや、タイムリープをするのに勢いつけて走って転ぶんですが(笑)。
どっかに頭ぶつけたり、ごろごろごろっ! と転がってきてすちゃっ! と立ち上がったり。
アニメだからこそ、というべきなのかもしれませんが。
原作のような優等生タイプではなく、こういう活発系ヒロインの方が画面映えするなぁ、と。

一番最初にタイムリープしたのは、学校帰りに坂道を自転車で下って、踏切で止まろうとしたらブレーキが壊れていて死んじゃう!
……というところで少し前の時間に戻ったのが最初。
和子おばさんに相談したら「そのくらいの歳の女の子にはよくあることよ」なんて言われたりして。
半信半疑でベッドから飛び降りてみたりしても上手くいかない。
河川敷で川に向かって思いっきり飛んだ時、初めて自分の意志でタイムリープ成功。
それからはもうタイムリープ能力をホントにくっだらないコトに使ってて(苦笑)。
最初はね、もう何でも上手くいって鼻高々なんですよ。
ところがストーリーが進むにつれて段々綻んでくる。
綻んだところを修正しようと過去に飛び、上手くいったかと思うと別のところでまた綻び。
それを修正するためにさらに過去に飛んで修正、綻んでは修正・やり直し。
途中でタイムリープに回数制限があることに気づくんですが、これが最後の方で非常に重要になってくるんですね。

壊れた自転車に、男の子のうち一人・功介が乗るんですよ。(しかも後ろに彼女を乗せて)
そう、まさに一番最初に自分が死にそうになったあの踏切に自転車で行っちゃうんですよ。
ブレーキが壊れてるから、だから止めようと思って踏切までいくんだけど、自転車事故はなかった。
何もなかった、と安心しているときにもう一人の男の子・千昭から電話がかかってきて聞かれるのが「お前、タイムリープしてないか?」。
咄嗟に最後の1回だったタイムリープを使って、その質問を「無かったこと」にしてしまうんですが。
ああ、最後の1回をつまらないことに使っちゃったな、でもなんで千昭がタイムリープのこと知ってるんだろう、と思ってるその横を、功介と彼女が自転車に乗って通り過ぎるんですよね。
慌てて走って追いかけるんですが、当然間に合わない。
タイムリープ能力はさっき使い果たしてしまったので、もう「無かったこと」には出来ない。
やり直しも修正も出来ない。
走って、転んで、傷だらけで泣きながら追いかけて。
気づくと周囲の時間が止まっていて、千昭がブレーキの壊れた自転車を持って立ってるんですよ。

今までの明るい展開とは逆に、すごくシリアスな話になってくるんですよね。
千昭はとある絵を見るために過去に来たんですが、ようやく探し当てたその絵は修復中。
数日後には見られるんですが、千昭は最後の1回だったタイムリープ能力を使ってしまったので未来には帰れない。
過去の人にそんな話をすることも本当は許されないことだから、と姿を消してしまって……。
と、非常に後味の悪い、辛い別れになってしまうんですね。
しかも姿を消した千昭の噂が「女の人と一緒だ」とか「妊娠させちゃったから」とかなんだか悪い噂ばっかりで。
落ち込む真琴は、使い果たしたはずのタイムリープ能力が1回残っていることに後から気づくんですね。
あの踏切事故のとき千昭が少し過去に戻したために、最後の1回が残っていた、と。

この辺、すごく上手くできてるなぁ、と思いました。
んで、真琴は一番最初のタイムリープ能力を身につけた理科準備室へ戻って、千昭に会いに行く。
そして千昭が真琴に未来のことを話したこととか全部説明して、でもって千昭にあることを約束して、未来に帰って待ってて、といって別れるんですが……。
「わーん」ってマンガで泣くシーンがあるじゃないですか。
なんかそのまま、って感じで泣くんですよね。
大声で泣く、ってきっとあんな感じ。
別れて、千昭の姿が見えなくなってからホントにわーん、って泣くんですよ。
で、大泣きしてる真琴のところに千昭が戻ってきて「未来で会おう」って一言残してから、未来に帰っていくんですよね。
この後の、いなくなった千昭の噂が「留学」だとか良い噂になってるところも面白いですね。

結局のところ「未来で会おう」って言っても、直接真琴と千昭が会うわけじゃないと思うんですよね。
泣いてる真琴に頑張れ、って励ます意味も含めて言った言葉なんじゃないかと。
未来で待ってるから、だから約束を守ってくれ、みたいな。
原作と違うのは未来から来た男の子が「待ってる」ところですかね。
原作だと女の子の方が「いつか会いに来る」のを「待ってる」んですが。


アレですね、時を越えたラブストーリー、とでも言えばいいんでしょうか。
やや切ない感じの、でもすごく良いストーリーでした。
監督さん誰かしら、と後からチェックしたんですが……。
細田守監督
……どっかで聞いた。
と思ってプロフィールチェック。
をを! デジモンの映画の人だ!(その覚え方はどうかと思う)
「ぼくらのウォーゲーム」面白かったよね〜、などとなんだか妙に納得しました。

いやー、今夏見た映画(といってもブレイブストーリーとゲド戦記とコレだけですが)ではピカイチです。
近所で上映してるなら是非、見に行って下さい。
……と勧めたい気持ちでいっぱいです。
いっぱいなのですが、残念ながら上映館が少ない……!
大体東京でも3カ所、他は県につき1カ所とかそんなんばっか。
しかも公開日が県によっては9月入ってからとかだもんね。
ヘラルドではこのくらいが精一杯なんでしょうか(−_ー;
東宝とかだともっと上映館が多そうなんですけど……。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(7件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
『時をかける少女』 (初鑑賞66本目・劇場)
☆☆☆☆− (5段階評価で 4) 8月4日(金) 109シネマズHAT神戸シアター3にて 13:40の回を鑑賞。 ...続きを見る
みはいる・BのB
2006/08/05 09:02
(今日の映画)時をかける少女
時をかける少女 (2006/日) ...続きを見る
Kozmic Blues by TM
2006/08/05 15:20
アニメ映画「時をかける少女」あなたも青春時代にタイムリープしてしまう。
行って来ましたよ、この夏評価ナンバーワンの話題作、時をかける少女この映画のように都会の青空の下ですよ、テアトル梅田という小さな映画館(まだまだ満席)での限定上映に、朝眠気まなこで観てきました(笑) ...続きを見る
長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ...
2006/08/22 15:43
映画「時をかける少女」
「時をかける少女」観てきました!文句なしの星★★★★★5つ映画でした。DVD出たら買っちゃおうかな。 最初から最後までドキドキしっぱなし、飽きるヒマありません。 主人公マコトが、カラオケボックスや河原の告白などで時間を何度も戻るところは笑えました(^_^) ストーリー構成もテクニックもすごい。時間を行き来する話って作るほうがパニくりそうだけどどうやって作っているんだろう?テクニックは、一度同じようなシチュエーションを出しておいて、「あっ、今度はどうなる?!」って観る人に思わせるところ... ...続きを見る
描いた漫画を毎週公開します!(日記&犬)
2006/10/12 12:50
時をかける少女(細田守監督)
「日本以外全部沈没 」のレビューでも書きましたが 私は筒井康隆氏の作品のファンです。 でも実は大林宣彦監督の「時をかける少女」はあまり好きではありません。 このアニメ版「時をかける少女」は評判いいですね。 映画館に観に行こうと何度かトライしたのですが 満員でいつ ...続きを見る
映画、言いたい放題!
2007/05/13 15:42
時をかける少女(アニメ映画版)
■時をかける少女 先日TV放送された、時をかける少女(アニメ映画版)を見ました。原作小説、実写映画版は未見ですが、今回放送された、アニメ映画版は時代設定から、キャスティングに至るまで大幅リメイクが施されているということで見てみました。まず、最初に期待してい... ...続きを見る
色即是空
2007/07/27 22:10
アニメ:時をかける少女(★★★★★)
「時をかける少女」06年(★★★★★) ...続きを見る
新・ぴゅあの部屋
2007/07/31 22:03

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文

画材・コミック用品ストア
画材・コミック用品ストア

映画「時をかける少女」を見てきました。 ヘタレの生息日記。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる