ヘタレの生息日記。

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zoom RSS 私的フランケンシュタインダイジェスト。

<<   作成日時 : 2006/11/06 01:42   >>

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読み終わりました。
今回は感想と言うより私的ダイジェストで。

1ページにびっしり書いてある本は久しぶりでした。
フランケンシュタイン
とりあえず、私が読んだのはコレ。
(他にもあるとは思うんですが、コレしか見つからなかった)

えー、海外物の翻訳本はホントに久しぶりだったので……読みにくかったです(笑)。
あとは上でも書いたけど、1ページにびっしり、というのも久しぶり。
それと翻訳だから仕方ないのかもしれないけど、言い回しが古い。
最近のラノベはスカスカだし、セリフとかも(当たり前ですが)今風だし。
そーゆーのに慣れてしまっていたので異常に読むのに時間かかってしまいました。

んで、以下は私的ダイジェスト。
というか自分なりに今風に変換してみました。
ネタバレしたくない方は読まない方が……いいのか?(−_ー;
(あー……でも不朽の名作だし、ネタバレは今更か)



まず主人公は海洋冒険家で北極に向かう途中のロバート・ウォルトン。
氷に囲まれて立ち往生していると、遠くに橇に乗った巨人を見かける。
それからしばらくして遭難した一人の男――ヴィクター・フランケンシュタインを助ける。
彼がクリーチャー(怪物より可愛い感じがしない?)を創った男。
そしてこの作品はロバートがヴィクターの苦悩と真実の告白を書き留めたもの。

……そういう設定です。
5行でまとめましたが、実際はロバートが北極を目指すまでの経緯、ヴィクターが真実を語り出すまでがかなり長いです。
(この部分はロバートが姉にあてて書いた手紙風)
序文を除いて25ページあります。序文含めて言うなら40ページ。

さてヴィクターの語りですが。
まずは生まれから始まり家族の話、幼少の話、錬金術の本に没頭した話をしたあと、ようやく大学に入ってクリーチャー制作の話。
ここまででさらに25ページ程度。ページ数で言うなら66ページくらいかな?
でも一応、この後のストーリーに関係のあるキャラを説明しているので省くわけにも行かないと言うか。
ヴィクターの父・アルフォンス、許嫁のエリザベス、弟のアーネストとウィリアム、召使いだけど家族同然のジュスティーヌ、親友のヘンリーなど。

で、大学に入ってクリーチャー作りに精を出すヴィクター。
先に魂の方が完成したみたいなんですよね。
無生物に命を吹き込めるようになったらしい。
その魂を入れるための体を作るんですね。
墓場の側に住んで、死体を掘り起こして綺麗な部分を継ぎ合わせて。
そりゃもう嬉々として、何かに取り憑かれたように、故郷にも帰らず(手紙も出してない)、毎日毎日死体で研究。
クリーチャーが出来上がったのは11月。

ヴィクターは「綺麗な部分を選んで死体を継ぎ合わせていたんだから、当然誕生したクリーチャーも美しいと」思いこんでたんですよ。
ところが出来上がってみると、この世のものとは思えないくらい醜悪なクリーチャーだった。
ここでヴィクターはようやく目が覚める。
2年近く狂気に取り憑かれて完成させようとやっきになっていたのに、一気に冷めた。
それどころか、自分が創り出したものに対して嫌悪と恐怖を感じた。
しかも始末の悪いことに逃げた
創り出したものに対する責任とかなんもかんも全部ほったらかしで。

そして逃げ出した先で友人のヘンリーと再会。
でも自分の創ったクリーチャーへの恐怖に怯えて寝込むこと数ヶ月。
それからさらに過ぎて5月。
(友人のヘンリーが大学に入って、周囲の人に溶け込むまで面倒を見ていたから)
ようやくちょっと明るくなってきたなー、というところで第一の不幸。
弟のウィリアムが死んだという父からの手紙。しかも殺されたという。
ヴィクターは慌てて実家(ジュネーブ)に帰ることに。
ジュネーブに着いたのは夜中で、ウィリアムが殺されたという場所へ行ってみる。
途中で雨が降りだし、雷も激しく鳴る中、ヴィクターは自分の創ったクリーチャーに遭遇。
直感で、ウィリアムを殺害したのはこいつだ! ……と確信。
そのままクリーチャーは姿を消す。

翌日、実家に戻ると犯人が捕まったという。
その捕まった犯人はジュスティーヌ。
今で言うところのアリバイもなければ、犯行現場近くで目撃されてるし、尚かつウィリアムのものを持っていた。
所謂「状況証拠」が揃ってるわけですね。
現代だったらその程度の証拠で有罪にはならないと思うのですが……。
このストーリーでは有罪・死刑確定。

んで、ヴィクターはどうして本当の犯人が、自分の創ったクリーチャーだと言い出さなかったか。
「自分が気が狂ってると思われる」「きっと信じてもらえない」(だったかな)ですってよ。

ウィリアムとジュスティーヌが死んだのは自分のせいだ、と自分を責めつつも真実を誰かに打ち明けたりはせず、ただひたすら苦悩の日々。
しばらくするとヴィクターは一人旅に出かける。
その一人旅でクリーチャーに再会。
憎しみをぶつけるヴィクターに、クリーチャーは話がしたいという。
聞くだけなら、とクリーチャーの話を聞くことに。

ここからがまた長いんですが、クリーチャーのコレまでの人生の語り。
生まれたばかりで右も左も分からなかった頃から始まり、とある一家を観察して言葉や歴史などの知識を得た話、その一家と仲良くなりたくて姿を見せたら追い出されたことなどなど。
とにかく容姿のせいでクリーチャー自身もひたすら酷い仕打ちを受け続けている。
クリーチャーはヴィクターに「仲間(妻)を創ってくれ」と頼む。
創ってくれたら、二人で誰の目も届かない場所でひっそりと暮らすから、と。
ヴィクターも最初は反発していたものの、創造主として何かしてあげなければ、という気持ちになる。
そこでクリーチャーに、妻を創ることを約束。

ところが実家に帰ってもすぐにはクリーチャーの妻制作には取りかからず。
まぁ、正気に戻ったんだから死体を継ぎ合わせたりとか、そういう研究はしたくない(というか出来上がるのがアレみたいに醜悪なものだと判明しているので余計にやりたくない)から、1日、もう1日、1週間……とかなんとか色々理由を付けてズンズン先延ばし。
この頃は明るくなったり苦悩して落ち込んだりと忙しい毎日。
それを心配した父親が、許嫁との結婚を勧める。
しかしクリーチャーとの約束を果たしていない今、結婚なんぞしたらクリーチャーが何をするか分からない。
流石にそれはマズイ、と研究のためにイギリスに戻りたいと父に訴える。
そりゃもう、切羽詰まっているので「ああ、最近悩んでたのはそのことか」と父も思ったのか、快くOKを出してくれる。
ただ、帰国後すぐに結婚する、という約束もした。
父親ももうずいぶん歳を取ってるので早く結婚して安心させて欲しいらしい。

んで、9月頃にイギリスに向けて出発。
気を回してくれていた家族が、友人のヘンリーを一緒に旅について行かせるようにしていた。
しかし友人と一緒の旅で研究をするわけにも行かず(当たり前だ)、途中で色々理由を付けて別行動。
発見したボロ小屋で実験開始。
しばらく実験を続けていたある日、3年前の初めてクリーチャーを創った時のことを思い返した。
んで、またぐるぐると色々考える。
今度創った女のクリーチャーが最初に創ったクリーチャーと同じように穏やか(あくまでも見た目は醜悪だけど知性もあるし、酷い仕打ちさえされなければ紳士っぽい)な性格になるとは限らない。
それどころかもっとずっと凶悪な性格かもしれない。
しかも男と女を作るって事は子供が出来るって事で、しかもそれがズンズン数が増えたら……。
そんな恐ろしい想像をしていると、窓の外にクリーチャーがいるのが見えた。
その表情は悪意と裏切りに満ちている(ように見えた)。
ヴィクターは思わず創りかけのものをグチャグチャに壊して実験室を飛び出した。
しばらくするとクリーチャーが現れ、どうして実験を途中でやめるのかと非難。
(そりゃそうだ。一度は約束したのにいきなりやめたんだから)
ヴィクターが「もう創らない!」と断言すると「お前の婚礼の夜に会いに行く」と不気味な約束を残して消えた。

翌日、実験の残骸を海に沈めてそのまま小船の上で眠ってしまう。
(この辺かなり迂闊だよなー、と思う)
気が付くと小舟は嵐に巻き込まれ、岸は既に遠い。
しかしなんとか荒らしを乗り切り、どこかは分からないけれど港に辿り着く。
ところが地元の人はヴィクターを不審な目で見る。
不安に思っていると、どうやら殺人の疑いがかかっている模様。
殺されたのはヘンリー。
ヴィクターには犯人がクリーチャーだと分かっていました。
彼自身にはアリバイがあったためすぐに疑いは晴れたものの、2ヶ月間も生死の境を彷徨う。
(友人が殺されたショックで)
気が付いた時、父と再会。(心配して迎えに来てくれていた)
体力が落ちてたのと精神的ショックなのかとりあえずさらに1ヶ月たってから帰郷。

帰郷後、約束していたエリザベスとの結婚。
結婚後に住む場所は家とは違う場所だったので、そこまで船旅。
それがヴィクターにとって最後の幸せだった時間。
ヴィクターはクリーチャーの言っていた「婚礼の夜に会いに行く」というのを「お前を殺しに行く」という意味だと思ってた。
だから「さぁ、来るなら来い」みたいな気分だったんだけども。
実際に殺されたのはエリザベス。
もちろん殺したのはクリーチャー。
姿を見た瞬間、おもわず銃で撃つんですが当然当たらないし、逃げられる。

悲しんでいる間にも、他の家族(父と弟)が殺されているかもしれないと思い、慌ててジュネーブへ帰る。
父と弟は殺されていなかったけど、父親はそりゃもう落胆。
そしてそれが原因で寝込み、そのまま亡くなる。
ここまできてヴィクターもぷっつんと何かが切れたらしく、治安判事に全ての真実を語る。
だけど、普通の人間にクリーチャーが捕まられるはずもなく、自分で復讐するために旅立つ。
そして北極近くでようやくクリーチャーの姿を発見。
ところが氷が割れてしまい、ここまでか思ったところでロバートの船に拾われた、と。

で、またロバートの「姉宛の手紙風」に戻るんですが。
ロバートの船は北極が近づくにつれて氷に囲まれて船が破壊される可能性が出てきた。
乗組員達も戻ろう、と言い始めた。
紆余曲折はある者の、結局ロバートは戻ることを決める。
南側の航路が確保出来、とうとうイギリスに帰るとヴィクターに伝えると、ヴィクターは「私は戻らない」と言って出て行こうとする。
しかし弱っていたためにそのまま倒れて寝込む。
そしてクリーチャーに復讐出来ない無念さを抱えたまま死亡。

真夜中、音がするのでロバートがヴィクターの亡骸を安置している船室へ行くとクリーチャーがいて、ヴィクターの死体を覗き込んでいた。
ロバートは勇敢にも(というか興味本位?)クリーチャーを呼び止めて話をする。
クリーチャーはただ自分にも他の人と同じように愛情を向けて欲しかっただけ。
これ以上悪事をはたらくのでは、と心配することはない。
あとは自分が死ぬだけで全てが終わる、と言ってどこか遠くへ行ってしまった。



……というのがダイジェスト。
思いっきりセリフとかシーンとか省いてるのでコレが全部だと思わないで下さい。
要するにですね。


ヴィクター「オレの研究最高! 絶対綺麗なものができるよ!」
ところがどっこい、出来上がったのはとんでもなく醜悪なクリーチャーだった!
ヴィクター「そんなバカな! ていうかオレ間違ってた!」
自分の創り出したクリーチャーをぺいっと放って逃げ出す。
そして生死の境を彷徨い、なんとかちょっぴり幸せっぽくなったら第一の不幸。
弟がクリーチャーに殺され、さらに濡れ衣でジュスティーヌが死刑に。
ヴィクター「オレがクリーチャー創ったせいだ! でもホントのこと話しても信じてくれないよ!」
うだうだ考えて旅に出る。そこでクリーチャーと再会。
クリーチャー「父ちゃん、ボクに彼女創ってよ! ボク、みんなに虐められて寂しいんだ!」
流石に可哀想だと思ってクリーチャーのお願いを聞くことに。
紆余曲折有ったものの、とりあえずクリーチャーの彼女を作成開始。
しかしある日とんでもないことに気づく。
ヴィクター「はっ、子供が沢山出来たりしたらどうしよう」
窓の外にいたクリーチャーの恐ろしい顔を見て、ヴィクターはとっさに創りかけのものを破壊。
クリーチャー「父ちゃん! なんで壊しちゃうんだよ! ボクの彼女は!? 約束は!?」
ヴィクター「ええい、お前の言うことなんか聞くか! どうせお前もオレを騙そうとしてるんだろう!?」
クリーチャー「酷いよ父ちゃん! 父ちゃんのバカー!」
ここでヴィクターとクリーチャー決裂。
クリーチャーはヴィクターの友人、妻を殺害。そのショックでヴィクターの父は死亡。
ヴィクターはクリーチャーへの復讐を決意。
どこまでもどこまでも過酷な旅を続け、途中で挫けそうになりながらも追いかける。
そして北の果てでクリーチャーの姿を見かけるが、運悪く死にかける。
たまたま通りかかったロバートの船に一度は助けられるが、ロバートに真実を語った後、結局衰弱してそのまま死亡。
その夜、クリーチャーはヴィクターの亡骸に会いに来る。
クリーチャー「ボクはただ他の人と同じように幸せになりたかっただけなんだ。
        だけど無抵抗の人や罪のない人を殺した。
        誰かと愛情を分け合えればこんなことにならなかったのに。
        だけど父ちゃんは死んだ。あとはボクが死ねば終わりだ」
そういってどこか遠くへ去っていった。


……こんな感じ?
いや、今風のセリフで書くならこんな感じかなー、なんて。
というかね。
上で書いたみたいに「ヴィクターがクリーチャーを創る」場面からストーリーが始まるんだと思ってました、実は。
ところがやたら前置きが長い!
ビックリです。
皆さんも暇があったら読んでみて下さいな。
生みの親にさえ捨てられて、寂しくて、だから生みの親の敵に回って、常に親が自分を見てくれるようにしたクリーチャーの悲しい話です。
構って欲しいから虐める、ってヤツだね(違うか)。
敵になれば、相手は自分を憎む。必ず自分のことを考える。
……と、考えたかどうかは定かではありませんが。
なんだかそんな風にも読めるなぁ、と思ったのでした。



そうそう。
読んでいて思い出したことが。
荒川先生の「RAIDEN-18」もこの話が大元のネタなんですよね。
第2話でメアリ・シェリーの写真を大事そうに持ってましたしね、タチバナ博士。
ハガレン(というかRAIDEN-18が好きな方)は良かったら読んでみて下さい。
フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))

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